2月22日午後、新宿・常圓寺で宮澤弘幸顕彰・追悼墓参を行いました。北大OBOG、「真相を広める会」会員ら約30人が参列しました。その後、同寺内で開催された「北大OBOGのつどい」には、約40人が参加。再び宮澤・レーン・スパイ冤罪事件を引き起こさせないために、共謀罪策動に断固反対する決意を固め合いました。2月23日付毎日新聞と北海道新聞が報道しました。
2月23日付毎日新聞、北海道新聞の記事はここをクリックしてください
2月22日は宮澤弘幸70回忌。スパイ冤罪の汚名を着せられたまま憤死した宮澤弘幸追悼の墓参を行い、再び戦争への道に引きずり込もうとする安倍政権打倒の決意を固め合いました。32人が参加しました。その後、北大OB・OG約60人が参加して開かれた「戦争法・秘密保護法廃止を ― 宮澤・レーン事件を忘れない ― 宮澤弘幸の命日につどう北大OB・OGのつどい」に参加しました。
資料「宮澤弘幸七十回忌墓参にあたって」はここをクリックしてください
資料「北海道大学に求めた処置と責任について」はここをクリックしてください
74回目の太平洋戦争開戦の日となる2日前の12月6日、北大学術交流会館で「特定秘密保護法廃止! 安保関連法=戦争法廃止! 宮澤・レーン・スパイ冤罪事件の再来を許さない道民の集い」を開催しました。北大OB,現役の学生、市民ら120人が参加しました。詳細は、「会報」第14号でお知らせします。
9月5日、京都府勤労者山岳連盟・京都登山者9条の会主催で、開催された「戦争法案を許すな」講演会で、山野井孝有代表が「宮澤・レーン・スパイ冤罪事件から考える」と題して講演しました。その内容は「登山時報」11月号に掲載されました。
8月30日、全国で展開された大行動。「真相を広める会」は、山野井孝有・代表を先頭に日比谷公園の集会に参加しました。北大OBと新聞OB九条の会のみなさんと合流して交歓して記念写真。北大OBのみなさんが掲げた「真相を広める会」の幟も雨空に元気に立っています。戦争法案阻止、安倍暴走政権打倒へ、熱い9月がスタートです。
8月29日、札幌の北海道大学学術交流会館で「戦争と平和を考える講演会~この美しい地球を何時までも」が開催され、約130人が参加しました。最初に山本玉樹代表が「繰り返すな 宮澤・レーン・スパイ冤罪事件」と題して講演。続いて、画家の保科誠さんが「この美しい地球を何時までも! 戦争と芸術」と題して、休憩をはさんで約3時間、熱く講演しました。(詳細は近く発行する「会報」に掲載します)
広島原爆忌の8月6日正午から衆議院議員会館前で、「秘密保護法廃止!12.6を忘れない6日行動」が開かれ、約70人が参加して、「安倍政権の暴走を止めよう!」と決意を固めあいました。この行動には、「真相を広める会」は、新たに作成した幟旗を掲げて参加しました。
5月9日、川越市・クラッセ川越で開かれた「憲法記念日のつどい」(主催・埼玉弁護士会川越支部、後援・川越市)で、山野井孝有代表が「宮澤・レーン『スパイ冤罪事件』を知っていますか?(特定秘密保護法の問題点を考える)」と題して、講演。市民ら60人が熱心に注目していました。 埼玉弁護士会川越支部は、川越市、入間市、鶴ヶ島市、所沢市、飯能市などに事務所を開設している弁護士125人が所属し、市民からの法律相談等に応じているのをはじめ、秘密保護法廃止、集団的自衛権行使閣議決定反対、盗聴法反対など平和・人権問題等についても積極的に運動を進めています。
宮澤弘幸68回目命日の2月22日、新宿・常圓寺で開かれたこのつどいには95人が参加。憲法9条を否定し、国民を戦争へ駆り立てようと狂奔している安倍政権に対する怒りと闘いを確認し合いました。
清水雅彦・日本体育大学教授は「秘密保護法が与える市民生活の影響―あくまでも廃止を求めて」と題して、国家秘密法制の展開と成立した法案の問題点を詳細に分析した上で、廃止への声を上げ続けようと提起しました。 続いて、NHK制作「〝スパイの妹〟と呼ばれて~73年目の宮澤・レーン事件」DVDを上映しました。
山本玉樹「真相を広める会」代表は、「真理に倚って立つ自主独立の自修心」を育む北海道大学建学の精神を貫いて、スパイ弾圧と闘ったのが宮澤弘幸だったと顕彰しました。
山野井孝有・同代表は、自らの東京大空襲体験をもとに、今こそ戦争体験者は戦争に反対する声を上げ続けようと訴えました。
今年88歳になった宮澤弘幸の妹・秋間美江子さんは、コロラド州ボルダーから「(憲法)九条が今、崩されそうな時代がくるのではないかと、私は悲しくじたばたしています。もう戦争はいや。平和な毎日がおくられるようにこの国を作ってください」とのメッセージを寄せてくれました。
つどいは最後に「安倍政権の暴走を阻止するために全力を上げよう」とのアピールを全員の拍手で採択しました。
詳細は近く発行する「会報」でご覧ください。
「真相を広める会」は、11月10日付で山口佳三・北海道大学総長宛に要請書を送付して、「心の会の碑」(仮称)建立協力に関して12月6日までに再回答するよう求めてきましたが、「応じることができません」との10月30日付回答から変わっていないとの連絡を受けました。そこで「真相を広める会」は、12月11日付で、「応じられない理由」の説明交渉を申し入れました。
北海道大学学術交流会館で14:00開会。山本玉樹代表挨拶の後、齋藤耕・弁護士、北海道憲法会議事務局長が「宮澤・レーン事件から考える特定秘密保護法~この国はどこへ向かおうとしているのか」と問題提起しました。
山野井孝有代表は「『戦争への道』を許すな!私の戦争体験」と題して、「戦争への道」につながる安倍政権の暴走政治を打倒しようと怒りを込めて訴えました。
最後に、根岸正和事務局次長が「今こそ『戦争への道』許さぬ決意を固めよう」と題したアピールを提案、満場の拍手で採択しました。
この集会の詳細は、「会報」第11号でお知らせします。
北海道新聞、朝日新聞、毎日新聞が取材・報道しました。
午後1時50分から日比谷野外音楽堂で開かれ、怒りを新たに1600人が参加。
海渡雄一弁護士が主催者挨拶、新崎盛吾新聞労連委員長がアピール。つづいて各界代表が次々に秘密保護法を施行させるな!と訴えた。
「特定秘密保護法に反対する学生有志の会(SASPLE)」学生代表が力強く秘密保護法廃止を訴えました。終わって八重洲鍛冶橋までデモ行進して「秘密保護法施行反対」「憲法9条守れ」のシュプレヒコールで訴えました。
午後6時30から文京区民センターで「秘密法反対全国ネットワーク」の交流懇親会。10月に公演された秘密保護法の危険な本質を暴くミュージカル「THE SECRET GARDEN-嘘の中にある真実」のハイライトを上演後、交流会。「真相を広める会」からは、福島清事務局長、水久保文明同次長が参加して、「宮澤・レーン・スパイ冤罪事件」と北海道大学に対して「心の会の碑」(仮称)建立に協力するよう要請し、運動を展開していることを報告しました。
12月7日付朝日新聞は、「抗議続けることが抑止に」と報道した。
立冬の11月7日、浦和のさいたま共済会館で「ほんとに怖い秘密保護法~あなたも逮捕されるかも知れない~」――秘密保護法の廃止を求める市民集会(主催=埼玉弁護士会、共催=日本弁護士連合会、関東弁護士連合会)が開催され、山野井孝有代表が参加しました。
浦和駅から埼玉県庁に向かう大通りには、写真のような立て看板が随所に。これには山野井代表もびっくりするやら、期待の大きさに驚くやらで、開会前は少し緊張していました。
120人の会場にあふれるほどの市民が参加し、熱気にあふれました。石河秀夫・弁護士の開会挨拶後、NHK北海道放送局作成の「兄はスパイじゃない―北大生の妹73年の苦闘」DVDを上映。
続いて立った山野井孝有代表は、A4判裏表8㌻のレジュメと、B4判裏表5枚の資料を配布し、30分の予定が50分にオーバーする熱弁でした。約30人以上の弁護士と、多くの市民は熱心に聞き入り、終わると盛大な拍手が起こりました。
閉会挨拶に立った大倉浩・埼玉弁護士会会長は、秘密保護法廃止まで、絶対にあきらめないと強調しました。
さいたま弁護士会は、12月4日、大宮ソニックシティ大ホールで「山田洋次監督と平和を考える――憲法と人権を考える市民の集い」開催の準備を進めています。2000人収容の大ホールをいっぱいにすると張り切っています。
弁護士就任1年目の若手弁護士からベテランまで、秘密保護法廃止に向けて一致団結して取り組んでいる埼玉弁護士会に敬意と拍手です。
北大生・宮澤弘幸「スパイ冤罪事件」の真相を広める会の山本玉樹代表、北明邦雄幹事、根岸事務局長は9月30日、佐藤浩司・北大総務企画部総務課課長補佐に、申入書と、「心の会の碑」(仮称)建立に賛同する350余人の名簿を手渡し、北海道大学として全面的に協力するよう申し入れました。
申入書を手にする山本玉樹代表(右)と北明邦雄幹事(北大前にて)
昨年12月8日、自公政権与党は、憲法違反・国民弾圧の悪法「特定秘密保護法」を強行可決し、今年12月の施行に向けて準備を進めています。その一環として内閣官房は8月24日締め切りで、施行令、運用基準、内閣府令の3件について、意見公募(パブリック・コメント)を行っています。
北大生・宮澤弘幸「スパイ冤罪事件」の真相を広める会は、特定秘密保護法は、戦前の軍機保護法を上回る国民弾圧法規であり、この法律が施行されれば、再び宮澤弘幸のような「スパイ冤罪事件』が引き起こされることになるとして、施行阻止・廃止を訴えています。
提出した2つの意見は以下の通りです。
私達は1941年12月8日、特高に検挙され、大審院で懲役15年と断罪され、戦後釈放されたが酷寒の網走刑務所で身体を苛まれ、1947年2月、事実上獄死した北大生・宮澤弘幸「スパイ冤罪」事件の真相を究明し、広める活動をしています。
宮澤弘幸を陥れたのは軍機保護法でした。昨年自公政権が強行可決した特定秘密保護法は、軍機保護法を上回る国民弾圧法規です。再び宮澤弘幸のようなスパイ冤罪事件を引き起こす特定秘密保護法は、認めるわけにはいきません。
その特定秘密保護法施行を前提とした施行令案自体に反対します。さらに特定秘密保護法自体の廃止を強く要求します。
戦前、北海道帝国大学生・宮澤弘幸を「スパイ」と断罪し、国家の網走刑務所の収監したのは「軍機保護法」でした。この法律制定時の国会では「本法で保護すべき軍事上の秘密とは、不法の手段でなければ探知収集することができない高度の秘密が対象であって、軍事上の秘密であることを知ってこれを侵害する者のみに適用する」としていました。
しかし、宮澤弘幸は、当時周知の事実であった根室海軍飛行場を列車の窓から見たことを話しただけなどで、スパイと断罪されたのです。昨年12月、強行可決された特定秘密保護法は、かつての軍機保護法以上に秘密の範囲があいまいです。
こんな悪法を前提とした運用基準の施行には断固反対します。さらに特定秘密保護法自体の廃止を強く要求します。
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7月5日、大阪北区のPLP会館で17:00に開会。15団体・71人が参加。岡山、和歌山、岐阜、神奈川、埼玉、愛知、長野、広島の各団体が、宣伝行動・集会・署名・意見広告・議会への働きかけなどの経験を報告。いずれも自主的・手弁当の活動。苦労もあるがとにかく元気だ。「真相を広める会」も、この1年の経過と、5.6札幌集会、5.7北大との交渉結果を報告した。北大が冤罪を認め「宮澤賞」創設を提起したと報告したら拍手が起きた。
2日目の6日は、同じ大阪北区の山日福祉記念会館で9:30開会。 各地からの代表と大阪市民合わせて116人が参加。昨日に続いて、奈良、京都そして地元の大阪代表が報告。続いて京都の丹後半島に建設中の米軍新型レーダー基地建設に反対している高校教師の永井友昭さんが特別報告。 この日のメインは、英国エセックス大学人権センター・藤田早苗さんの「国際人権基準と秘密保護法」講演。日本が批准している国際人権条約には、人種差別撤廃条約、子どもの権利条約などとともに「市民的、政治的権利に関する国際条約」(自由権規約)がある。条約は憲法を除く国内法より上位にあるため、条約に反する国内法は改定・廃止しなければならない。秘密保護法は、人権規約19条(表現の自由・情報へのアクセス権)に違反している。各人権条約には委員会がある。自由権規約については、7月15、16日にジュネーブで委員会が開かれ、ここで日本の秘密保護法は、自由権規約に違反していると勧告される可能性が大きい。秘密保護法によって、日本は国際的に人権に関しては心配される国になっている。表現の自由度ランキングでも大きく下がっている。メディアを中心に、勧告を守らせるために政府を監視していく運動が重要だ――と藤田さんは提起した。
集会の最後に「特定秘密保護法の廃止を求めるアピール」を全員の拍手で採択した。その後参加者は、扇町公園で開催された大阪弁護士会主催の野外集会に参加した。小雨降る中、6000人の参加者は、秘密保護法廃止、集団的自衛権行使反対を叫び、集会後デモ行進した。
日時 5月 6日(火)午後1時~
会場 北大学術交流会館 1階小講堂
<内容>
報告 「スパイの家族」の苦しみと怒り 秘密保護法廃棄を! 秋間美江子さん・ 山野井孝有(本会代表)
講演 秘密保護法施行阻止から廃棄への運動 斎藤 耕 弁護士(北海道憲法会議事務局長)
報告と訴え 「心の会の碑(仮称)建設運動について 山本 玉樹(本会代表)
質疑・討論・アピール採択
日時 2月22日(土)午後1時~
会場 常圓寺 地下講堂
住所 東京都新宿区西新宿7丁目12-5
<内容>
ビデオ「レーン・宮澤事件ーもうひとつの12月8日」上映
基調報告 なぜ2.22か、なぜ宮澤・冤罪か、新たな一歩へ 本会代表 山野井孝有
講演Ⅰ 秘密保護法の危険性と安倍政権の暴走 岸井成格(毎日新聞特別編集委員)
講演Ⅱ 憲法9条を守り秘密保護法廃棄への運動をどう構築するか 戸塚章介(新聞OB九条の会・事務局長)
質疑・討論・アピール採択
依然として謝罪と総括要求に答えない北海道大学に対して「再回答要請書」を出すとともに、宮澤弘幸と関係者を顕彰する「心の会」顕彰記念碑を建設すること、「憲法破壊・日本を戦争する国に変える秘密保護法案の強行採決に厳重に講義する」声明を全員で確認。
岸本和世・日本キリスト教団牧師、今橋直・自由法曹団弁護士、新海雅典・日本カトリック教会神父の問題提起を受けた後、「再び宮澤・レーン事件の悲劇を許さず、戦争への道を開く特定秘密保護法案、憲法改悪に断固反対する決議」を全員一致で採択。
ビデオ「レーン・宮澤事件―もうひとつの12月8日」上映後、臺宏士・毎日新聞記者から「秘密保全法」の危険性について問題提起を受け、「宮澤・レーン『スパイ冤罪事件』の再来を許すな」とのアピールを全員一致で採択。
北海道大学との交渉結果を報告し、北海道大学に謝罪と総括を要求するとともに、秘密保護法阻止のための活動を展開することを全員一致で確認。
札幌・北海道大学内会議室)北海道大学はその後の 調査の結果、宮澤弘幸の退学願、復学願等が見つかったとして、計10点の資料を示し、「事件を風化させないように努めます」と回答。しかし謝罪と総括については明言を避けた。
北海道大学、本会に対して「故・宮澤弘幸氏に係る件について」と題する文書を回答。
山野井孝有、山本玉樹両代表、根岸正和事務局次長が北海道大学に「申入書」手渡す。
ビデオ「レーン・宮澤事件ーもうひとつの12月8日」上映
講演Ⅰ 秘密保全法の危険性について問題提起 泉澤章弁護士(自由法曹団事務局長)
真相を広める会からの問題提起
質疑・討論・アピール採択
北海道大学に対する「申入書」を全員の賛成で採択